現場って…。
私は、平日は、建設現場で働いています。
現場というものは、面白いですが、大変なところですが、面白いです。
なんつーか、ごった煮の鍋みたいなもんです。
ただし、鍋にちゃんと枠があるように、現場には、「仮囲い」という名の、ちゃんとした枠があります。
「仮囲い」というのは、現場を囲っている、あの背の高い壁のことです。
これがあるせいで、一般の人は、この囲いの向こうで何が行われているか、見ることが出来なくなるわけです。
そこには、一つの社会があります。
主従関係もちゃんとありますし、民主的な社会でもあります。
しかも常に、上下関係が崩壊する、「革命」の波乱の余地を含んでいます。
この、あまりにも特殊な世界、内実を知っている人は、業界関係者しかいないのでしょうが、別に悪いことをしているわけではないので、なんだか私は、この閉じられた社会を、広く一般の人に紹介したいという気が、常に心の中で渦巻いているのであります。
ただ、私もまだこの業界、経験が浅い方です。他の人よりは、かなり深くこの業界に踏み込んでいるとは思いますが…。
いつか、何年後か、何十年後か分かりませんが、この建設現場をテーマに、小説を書いてみたいという気持ちが、私にはあります。
今の私では、書くにはまだまだおぼつかないところがあるのです。
じっくりことこと、自分の中で、その内容を煮詰めていくつもりであります。
さて、話は変わりまして、定番の(?)、今部屋で掛かっているCDコーナー。
テクノって、どうでしょう。YMOだとか、エイフェックス・ツインだとか、この音楽に関しても、巨匠はいます。
でも、どうなんでしょう。
所詮、コンピューターの奏でる音楽ですよ。
「音楽っつうもんは、人間が歌って、演奏して、初めて成り立つもんやろけ。」
と、人は言うでしょう(言わないか?)。
私も、昔から、割とそっち派です。
特に、ロックやジャズなんかを好んで聴いている私は、その演奏の、微妙な揺らぎ(グルーヴとも言います)に、大きく魅力を感じる所であります。
テクノなんて、リズムやテンポは正確無比なんでしょうが、それが逆につまらないんやないやろけ。
…、などと思っていたのですが、…これが、…なかなか…。
うーむ、人をイメージだけで、決めつけてはいけないように、この音楽も、イメージだけで云々言うのは、あまりよくないのかもなぁ。実際、YMOとか好きだし。
もちっと、聴き漁って行こうかと思います、テクノ。
ということで、今回は、建築に関しては、お勉強感の全く無い内容。
まあ、ちょっとした意思表明ではありましたが、これが本当に実現するかどうか…。
まあ、気長にやっていくつもりです。
それでは。
ラーメン食べたい。
ラーメン構造って、聞いたことありますか?
柱と梁がしっかりと結びついていて、頑丈な建物の作りなのだとか。
枠組みがしっかりしてるから、窓とか間仕切壁とかを、わりかし自由に設けることが出来るそうな。大きい開口部を設けても、建物が崩壊しないのですね。もうけもうけ。
ちなみに、ラーメンとは、つけ麺やイケメンの類のものではなく、ドイツ語で、枠、フレームのことを指すのだそう(Rahmen)。
ちなみに、今部屋で掛かっているCDは、スマッシング・パンプキンズ『メロンコリーそして終りのない悲しみ』。
- アーティスト: ザ・スマッシング・パンプキンズ
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実は今日、私が足繁く通う、disk unionにて、『メロンコリーそして終りの無い悲しみ』のデラックス・エディション(DVD付)を、購入してしまったのだ!
メロンコリーそして終りのない悲しみ(デラックス・エディション)(DVD付)(完全生産限定盤)
- アーティスト: スマッシング・パンプキンズ
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中古で、10,980円。安い!(高い…)。いや、高いけど、安いんです。私のように、中古CD集めをしている者にとって、1万円の出費というものは、1年に1,2回あるものです。レア盤で1万というのは、私の場合馬鹿馬鹿しくてあまり買いませんが(せっかく中古なんだから、新品より安く買わなきゃ。)、このようなボックスものだと、どうしても1万円付近まで行ってしまうんです。まあでも、CDの枚数も多いし、そう高い買い物でもないわけです。(さすがに、3万、5万の買い物はしません。)
あ、何の話でしたっけ?あー、ラーメンでしたね。ちなみに私は、ベビースターラーメンもちょくちょく買います。地味な出費が多くて、お金が貯まりません!
ああ、そのラーメンじゃなかったのでしたね。えーと、話を戻すと、ラーメン構造に似たものとして、壁式構造というものがあるんです。ラーメン構造が、フレームで支えるとしたら、壁式構造は、面で支えるのです。面(麺ではない)というのは、つまり壁や、床の面のことですね。壁や床に、建物に掛かる負荷を、負担させるわけです。ちなみに、壁の中でも、仕切りとしての役割よりも、負荷に耐えさせる役割を強化した壁のことを、「耐力壁」と呼びます。
更にもう一つ、構造を紹介すると、シェル構造、というものがあります。「シェル」とは、「貝殻」のことで、あの貝殻のような、微妙な曲面を、建築に応用したものなのですね。円筒形や、球形といったシンプルな曲面がやはり多用されますが、最近は、コンピュータを利用した、「自由曲面」と呼ばれる複雑な曲面を用いる例も増えています。
そういう、複雑な曲面を使用している建築家で、私が大好きな建築家は、フランク・O・ゲーリーです。
彼の建築の特長は、曲面の美しさにあります。複雑なのに、全く雑な感じにならない、滑らかな曲面の使い方をする方なのであります。
私も、将来もし設計の仕事をすることが出来たら、ゲーリーみたいに、「曲面の魔術師」(私が名付けた)とまでは行かないまでも、効果的に曲面を使用したものを設計してみたい!…センスを磨かねば…。
とまあ、今回も何だか雑然とした内容になってしまったが、このような感じでこれからもブログを続けていきます。くだらないことも書いてますが、これが私の書くときの温度みたいなもんです。こんな感じですが、これからもどうかご贔屓に。
「間取り」とは何ぞや?
さて、最初の話題は、「間取り」とはどういうものなのか、ということです。
とある百科事典によれば、「間取り」とは、建物内部の部屋の配置計画を言うそうです。そして、その目的は、住宅などの建物の平面図上において、部屋の広さ、相互関係、方位などが、住みやすく健康的であるようにすることにあるそうです。
「間取り図」、よく目にしますよね。一人暮らしを画策していて、不動産屋なんかに出掛ける人は、もう何十もの間取り図を見るんでしょうね。
私自身は、1回だけ、不動産屋に行ったことがあるだけです。一人暮らしをしようかと思いまして…。結局、止めたんですが…。
年齢は、恥ずかしいので、今は伏せておきますが、恥ずかしながら、私は、両親と同居しています。無論、独身です。………悔しい。もう33なのに!!!(言っちゃった。)
…とまあ、いきなり軽い暴露から始まったわけですが、ダサいという声には耳を塞いで、よくよく考えてみると、非常に住み心地のいい家なんですね、この私が育った家は。
一般に、一般人(お金持ちじゃないということ)が購入する家というものは、大抵が何らかの問題がある物件であることが多いように思う。例えば、「狭い」、「細長い」、「斜め」など。
私の家は、というと、「狭くない(広いとは言い難い)」、「四角い」、「斜めってない」など、意外といい物件なのである。庭もあるのだが、庭の延長上に、空き地があるという好物件。
設計士の親父が、目を光らせて探し当ててきた土地なのであった。まあ、その辺は、さすがというか。
とまあ、この住み心地の良さに安住して、婚期が遅くなっているという事実は否めないのだが…。
今その家の自分の部屋で聴いているのが、ジェイムス・テイラー『ダディーズ・スマイル』。
『親父のほくそ笑み』。。。もう私自身、ダディーになっててもおかしくない歳なのだが、なんだかんだで結婚をこの歳まで逃してきたのです。
こういうこと書いている時点で、哀れな30男臭が漂ってきそうですが、実際のところは、仕事、私生活共に、地味ながら張りのあるものなので、そこはまあいいのである。
ただ、私も建築の仕事を始めて、もうすぐ丸3年。仕事をし、本を読み、「建築」というものの外観は大方掴めたつもりでいる。あとは、個々の事象を、深く掘り下げて理解していくことだ。
…と言いつつ、「間取り」の定義さえ曖昧であった、私。ちなみに言えば、私は「設計」の仕事をすることを目標としている。現在は、現場で「施工」の仕事を、やっております。
「施工」もそれなりに楽しくはあるのですが、なんだかんだで親父の仕事を見ていると、「設計」に気が惹かれてしまうのである。
まあ、そんなにやりたいなら、やれよ、という話です。やりたいのですが、きっかけが掴めないのであります。
というわけで、「間取り」から始めようと、思った次第であります。
まず、考えてみる。
どの家にも必要な「部屋」は、どんなものがあるか。
まず、LDKですね。
リビング、ダイニング、キッチン。
リビングとは、居間ですね。「居間でしょ。」と、誰かが言ってたような、言ってなかったような…。
ダイニングとは、食事室ですね。テーブルで食事をする家もあれば、掘りごたつで食事、なんていう家(うちだ)もあるようです。
リビング、ダイニングは、それぞれ8畳からが目安だそうです。ちなみに、1畳は、181.8㎝×90.9㎝(1間×半間)、1坪が、1間×1間、畳2畳分になるそうです。メモメモ。
いいんだよ、別に。3年もやってて、こんなことも知らないの?と言われようが、何されようが。大体、建築の学校出てないし、さらに言えば、文系だし、もうゼロから始めるつもりで始めたんだから、この仕事は。
…おっと、少しばかり投げやりになってしまった。ちなみに書いておくと、1寸は、3.03㎝、1尺は、30.3㎝、1間=6尺ということになるようである。いいんだよ、別に、これ知らないでも、これまで生きてこれたんだから…。
あれ?何の話してたんだっけ…。そうそう、L、Dと来て、K、キッチンである。キッチンにも色々な種類があるようだが、それはまた後日。
LDK以外の「部屋」と言えば、まあ個室ですね。夫婦の寝室や、子供室 があります。あと「水廻り」なんてのもあります。
「水廻り」とは、浴室・洗面所・トイレなどの、水を使う箇所のこと。これらは大抵、1か所に纏めるか、隣り合った部屋とすることが多いようですね。
他の間取りとして考えるべき部分は、玄関、廊下、階段、収納などでしょうか。
ちなみに今部屋で掛かっているCDは、上原ひろみ『ビヨンド・スタンダード』
- アーティスト: 上原ひろみ,トニー・グレイ,マーティン・ヴァリホラ,デヴィッド・フュージンスキー
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
- 発売日: 2008/05/28
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上原ひろみの家は、さぞデカいんだろうなあ。なんたって、グラミー・ホルダーである。
ピアノ室なんかを、間取りに入れたい、お洒落なご家族も、相当数いるんでしょうね。
後は…、駐車スペース、とか?ちなみに私は、車に乗らないので、おそらく縁の無いスペースです。
うーん、こんな感じだろうな。ほんとざっくり言えば。
今回は、導入として、「間取り」というものに、少しだけ触れてみました。これからここを掘り下げていくのか、はたまたもう別の話題に移るのか。気まぐれで、大雑把な私に付いて来れる方が、ほんの少しでもいて下さると、私も書くのに張りが出るのでございます。
目的は、家を建てる、という問題に、生涯必ずぶち当たるが、何から調べればいいか分からない方と、一緒に情報を共有することにあります。3年間の建設業界での経験を生かして、少しでも指南役になっていければいいな、と思っています。
それでは、また次回、よろしくお願いします。
「即興」の速さに、「建築」は追い付くことが出来るか?
初めまして。
この度、【建築インプロヴィゼーション】を開設致しました。
どんな仕事もそうですが、「建築」は特に、「速さ」を要求される仕事ですよね。
「設計」もそうです。「施工」もそうです。
ちんたらやってたら、莫大な損失が発生してしまうわけです。
ただ、いくら速く仕事をしようと思っても、そこにちゃんとした知識や経験といった「蓄積」が無ければ、何から手を着けていいのかもわかりません。
より「速く」仕事をするために、より多くの「蓄積」を増やす。
このブログは、そのためのブログです。
内容としては、「建築」の様々な事項に関する考察や、「建築」という私自身の日々の仕事の中での所感など、「建築」を切り口に、自由無碍に書いていくつもりです。
そして、その目標地点は、私の好きなロックやジャズの、ソロ部分、つまり「インプロヴィゼーション」の精神が、「建築」にも応用出来ないか、いや、出来るはずだ、出来るまでやったる!といったところでしょうか。
なので、音楽の話題も、ちょくちょく入れようかな、とも思っています。
まあなんとも見切り発車ですが…。
皆さんはどう思われるか判りませんが、真面目にやります。
でも、長く続けられるように、肩の力を抜いてやっていくつもりです。
どうか、長い目で、温かい目で、見守っていて下さい。
それでは、【建築インプロヴィゼーション】、始まりです。