建築インプロヴィゼーション

私の中にある「即興性」が、私の「建築」に浸透するその日まで、ひたすら基礎練を積むブログです。

私は今日、

今まで勤務していた会社を、辞めました。正式には、辞める手続きを、して来ました。

 

本当に、いい会社でした。みんな優しい。みんな真面目。私(34歳)よりも若い人たちが中心の、とても勢いのある会社でした。

 

では、何故辞めてしまったのか。

 

 

私自身が、その会社での仕事に満足できなくなってしまったからです。

 

 

私は、謙虚に言っても、向上心の強い性格だと思っています。周りの人との会話では、周りの人に合わせながらも、陰で物凄い努力をしてしまうタイプなのです。

 

その努力が、今の会社では、正当に評価されない、と思ってしまったのであります。

 

世の中の報酬体系には、企業に長年勤めていれば、自然と給料が上がっていく形態と、仕事の出来によって給料が決まる、成果給の2種類があると思います。

 

今の会社は、前者なのです。

 

そして、私の仕事の仕方を考えたとき、適した報酬体系は、明らかに後者なのであります。

 

私は、目の前の仕事をきちんと仕上げるために、頭と全体力を駆使して、完成へと導いてきました。

 

しかし、そのことは、給料にはほとんど反映されません。

 

このことが、私に大きなフラストレーションを、与えていたのです。

 

勿論、若い人たちとの交流は、楽しかった。みんなフレッシュで、馬鹿なことを言って笑い合ったものでした。

 

でも、その裏で、何となく満たされない思いを、抱いていたのであります。

 

 

私は、何度も悩みました。「カネが、そんなに大事なのか?」「人生の本質は、人と語り合い、想いを共有し合うことなんじゃないか?」

 

そのような考えは、まだ消えていません。

 

でも私は、仕事に、やり甲斐と正当な報酬を求めることを、選びました。

 

 

間違っているのかもしれませんし、間違っていないのかもしれません。

 

しかし、もう決めたことです。自分の意思で、決めたことです。

 

後戻りはしません。

 

そして、自分の選択が間違っていなかったことを、証明してみせます。

 

 

 

今日の今日で、少し力が入っています。少し、後悔も、あります。

 

なるようになる、とも言えるかもしれませんが、自分の力で、切り開く。そういう風にしていきたいです。覚悟はあります。

 

 

まだ少しだけ、不安定な身分にあるため、恐怖心は拭い切れませんが、そんな時は、力強い音楽を。

 

 

サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ(紙ジャケット仕様)

サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ(紙ジャケット仕様)

 

 

 

「コールド・ターキー」などにおける、ジョンの熱い咆哮。私は、ジョン・レノンは、実はあまり好きではないのですが、それはきっと、この人があまりに人間の内面をえぐる歌を作るからなんだと思います。普段、カジュアルに聴くには、余りに重すぎる音楽なのであります(特に、ソロ時代)。ですが、本当に心が弱っている時、ジョンの歌は、真の意味で、心に活力を与えてくれる、と思っています。

 

 

私も、これから芸術の世界に生きる以上、ジョンのような、心(しん)の強さ、芯の強さ、真の強さを持った人間になっていきたいと思います。

 

 

…ちょっと重かったですね。これも、今聴いている、ジョンの歌声の影響か。このブログ、こういうこともありますが、もっとカジュアルな時の方が多いですからね。

 

(終わり)