建築インプロヴィゼーション

私の中にある「即興性」が、私の「建築」に浸透するその日まで、ひたすら基礎練を積むブログです。

4 hero

私は、バンドを、組みました。

 

 

ヴォーカル(70代半ば)

暴言吐きで、週に2日くらいしか出社しない、身勝手な大将。4人の中で最も華があり、高齢の割に、キレキレの頭の回転速さを持つ。

 

ギター(40代後半)

長身で、4人の子供を持つ、家族思い。子供全員に野球をさせ、自らは剣道をするスポーツマン。自身も少し子供っぽいところが…。

 

ベース(30代半ば)

私である。高学歴で、多様な実務経験を持つが、まだまだ素人。率直さが武器だが、それが仇となることも、多数。

 

ドラムス(20代後半)

中国出身。日本で大学院まで進み、社会に出たてのフレッシュマン。優しく、素直だが、日本語が下手で、世間知らず。

 

 

これが、うちらの面々です。ヴォーカルとギターが2人で演奏してるところに、今年から、ベースとドラムスが加わり、4人体制となりました。

 

このバンドには、過去には別のメンバーが入れ替わり立ち替わりいたそうですが、御大のヴォーカルのもとに、ギターだけが残りました。

 

まず、ヴォーカルが凄い。私はこんな人間、見たことが無い。織田信長が、こんな人だったんじゃないか、と思えるぐらいだ。

 

ギターもなかなかに癖がある。しかし、バンドを回しているのは、彼である。家族を背負い、事務所を背負うが、自慢のスポーツカーで、颯爽と動き回る。

 

ベースの私は、いわばマルチプレーヤーである。バンドを下から支えるということを目標に、拙い本業の実力を、せこせこと磨いている最中である。

 

ドラムスは、今どきの若者といった感である。センスが良く、チャーミングである。中国4000年の歴史を垣間見るのは、私だけであろうか。

 

 

私たち、ベースとドラムスが加入したばかりの頃は、かなりバンドの状況がやばかった。仕事が全く取れず、ヴォーカルも体調を崩し、かなりのフラフラ運転だった。最近ようやく、大きい仕事が一つ取れ、ようやく歯車が回り始めたかな?というところである。新加入の2人が、どれだけバンドに貢献できるかが、このバンドの運命のカギとなるだろう。

 

 

 

………失礼しました。これ、バンドの話ではなく、うちの設計事務所の話でした。音楽好きの私は、何事も音楽の型枠に嵌め込んでしまう質なのであります。しかし、私が組みたくて、なかなか組めなかったロックバンドが、違う業種で、このような形で組めた、という実感が強いのです。目指すは、レッド・ツェッペリン。私が目指すのは、ジョン・ポール・ジョーンズ。「天国への階段」を目指して、4人で邁進していきたいと思います。

 

 

 

 

ロバート・プラント、いつまで続くかなぁ…。さすがにちょっと、心配かも…。無理はしないで下さいね。(終わり)